現在手に入るプロ用赤外線フィルター(透視フィルター)どの製品が一番透けるのか検証してみました。
(悪用すると水着や普通服が透けちゃうのです 他人は絶対撮っちゃダメ^^)

   

   
絶対撮っちゃダメです(ホントですよ、しかし凄い写真です)

@まず国産赤外線フィルターの富士フィルム社CCシリーズ IRフィルター

正式製品名:光吸収・赤外線透過フィルター(IRフィルター)
号数:76/78/80/82/84/86/88/90/92/94/96の11種
寸法 75mm×75mm 100mm×100mm カビネ判(120mm×165mm) 四切判(254mm×305mm)の4種。
号数は10倍して波長に読み替えます、たとえばIR90なら900nm(ナノメータ)で900nmまでの波長光を吸収カットする。
日本では1番有名なトリアセテートでできているアナログ用赤外線フィルター。
新品の時は密閉されており使用すると(封を切ると)性能が下がるので常に新品を使います。

AKODAK社 ラッテン

コダックはアメリカの企業で赤外線フィルターはゼラチンのNo.87、87C、89Bあたりが主流。
870nm、890nmまでの波長光を吸収カット。大きさは3インチ角と4インチ角 
こちらも密閉型。こちらは硬質ゼラチンが原料、トリアセ−ト同様劣化しますので新鮮なフィルターを使いたいです。

BKENKO-SR64
CMarumi-R1 
DHOYA-R72 
日本の光学メーカーケンコー,、マルミ社,、HOYA社(逆輸入のみ)のレンズタイプ赤外線フィルター、
こちらはガラス製なので劣化しにくく撮影寿命がトリアセテートやゼラチンよりも長く使えます。
可視光域を含んだ赤色系で主に夜間撮影、天体観測、建築撮影向け。
ETYR-フィルター
デジタル用ライセンス赤外線フィルター。細かい波長でリリースされてます、ガラス製と樹脂4層があります。

検証
以下の方法で実験してみました。
・雑誌に黒のシャツを被せ横に1000nm領域の赤外線を含む特殊インクで書いた紙。
・フィルターは市販のプロテクターリングに光が漏れないよう被せます(marumi製が富士IR HAKUBA製がTYR−)
・カメラはビクターGRを使用。

  





まずは富士のIRで実験
 
左は普通、右が透視 ちょっとわかりずらいですが本のタイトルが見えます。
IR76からIR96の10種のうち全部試してみて一番透けたのがこの画像。





ちなみにカメラモードにしてシャッター開放で撮るとこんな感じで
良い結果が得られます。でも開放だから被写体が動いちゃうと無理ですね、
動画もちょいと難しいですね。
 





続いてTYR社 フィルター で実験  こちらはデジタル用の4層タイプです。
  
デジタル専用で良く透けてます。雰囲気がナイトショットに良く似た感じです。
赤外線顔料で書かれた”実験”の文字が綺麗に消えてるのが面白いです。
開放は必要ないので動く被写体も撮れました。動画も撮ってみました→mpeg




KODAK社 ラッテン(ゼラチン) で実験
870nm、890nmの両方を試してみましたがどうも富士とは規格方法が違うようで
IRが単純に10nm刻みで可視光線及び赤外線線をカットしているのに対し、ラッテンの方は
暗視撮影の為にEIRフィルム(後述)との併用時、フィルムを一番強く感光させる波長域と言う意味でした。
したがって暗視に邪魔にならない700nm以降の可視光線帯域を拾ってしまうので透視はできませんでした。
(暗視にはもってこいだと思います)




KENKO-SR64
Marumi-R1 
HOYA-R72
 
赤外線撮影の用途が広く、少ない赤外線量で撮影できる(例えば室内)。
室内での赤外線撮影はOKですが透視となるとラッテン同様、不向きです。
暗視や天体観測でおすすめです。今回は透視対決なので検証はナシ。


補足:アナログ撮影で1000nm前後の近赤外線カット
KODAK社のインフラレッド EIRフィルム

このフィルムはIRやゼラチンフィルターと組み合わせればこんなに綺麗な透視画像が撮れます!



但しアナログなのでシャッタースピード開放=動画はムリ・・・
ピント合わせがチト面倒・現像してみないと内容、仕上がりが解らないのが難点ですが
指南サイトも沢山で試す価値ありです。


現在、購入できる赤外線フィルターは以上です

ここまで読んで下さったミナサン、どうもありがとう。そしてお疲れ様^^。
これからもヨロシク。By笠手(Kasate)
色々な研究やってます。


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